【移住者必見】八丈島への移住の心得 〜人間関係編〜

その他

八丈島への移住を検討されている方へ。
初めての土地で暮らすってドキドキですよね。



うまく馴染めるかな。
友達はできるかな。
仕事は大丈夫だろうか。
離島って不便じゃないのかな。


いろいろ悩みは尽きないと思いますが、
一番大切なのは人間関係ではないでしょうか。
何事もそうですが、人間関係しくじると居心地が悪くなってしまいます。
逆に、人間関係がうまくいっていれば、多少不便なことや大変なことがあっても
それを含めて楽しめる部分があると思います。



私は、2017年に一人も知り合いがいない状態で移住しました。
5年以上経った今、知り合いや友達は数百人に増えました。


そして、人間関係において、移住者として気を付けていることがいくつかあります。
今回は、島での人間関係を良好に保つため、私が気を付けていることをいくつかお話しします。

誰かに見られている意識を持つ

都会なら、通りすがりの他人のことなんて一瞬目に入るくらい。
1秒後には忘れてますよね。

島はそうではありません。
まず、島に住んでいると島民か観光客かはなんとなくわかるようになります。
(私自身、半年暮らしたあたりからわかるようになってきました。)
道の歩き方とか服装とか持ち物でなんとなくわかるのです。



そして、その行動は誰かしらが見ています。

「昨日、スーパーにいたよね」
「二日前、空港で見かけたよ」
「午前中、温泉行った?」
など、知り合い同士でこの類の会話はしょっちゅうあります。
これは別に”お互いを監視しているぞ”というわけではなく、ただの日常会話。
「昨日あのドラマ観た?」「観た観た〜」くらいのテンションに近いです。

慣れてくると、運転中にすれ違っただけでも手を振られます。
車種やナンバーで乗ってる人がわかるからです。



「えー…そんな常に誰かに見られてる感じ、嫌だな」
と思うかもしれませんが、そんなに重く考えなくて良いかも。

例えていうなら、廊下でクラスメイトとすれ違う感じ。
友達同士なら、軽く「おはよー!」くらいに言いますよね。
あれに近いです。

その友達がもし仲の良い関係だったら、「ねえねえ!」とそこから立ち話も弾みますよね。
島では、ちょっと買い物に行くだけで友達に遭遇し、気楽な立ち話ができる。
それがちょっとした気分転換にもなり、楽しいですよ。

人の噂を真に受けすぎない

「あそこの◯◯さんが病気らしい」
「△△さんって今度引っ越すみたい」
知り合いが増えてくると、こういった噂話も聞くようになると思います。

結構、尾ひれが付いて事実と全然違っていることも多いです(笑)




そういう噂を耳にした時は、
『半分くらいは事実かもだけど、本当のところはわからないよな〜』
という心構えで聞くと良いと思います。


そして、それが本当か知りたい場合には、
きちんと当事者である本人から話を聞いて、事の真偽は自分で判断しましょう。

人から聞いた噂話は、ある程度受け流すことです。
これは島に限らず、どんなコミュニティにも当てはまると思いますが。

自分から人の噂話を広めない

上の話とセットです。

まず、自分が噂話を聞いた時点で、すでに尾ひれが付いている可能性があります。
それをさらに他の人に広めるのってどうなんでしょうか。
そして、自分の選ぶ言葉によって、さらに別のニュアンスで広まってしまうかもしれない。

島で知り合いが増えてくると、どうしても噂話も耳に入ります。
噂話って面白いから、自分が聞いた噂をつい誰かに話したくなる気持ちもわかります(笑)
でも噂話ばかりの人って魅力的でしょうか?



人の噂より、自分の話をできる人の方が魅力的だし、そういう移住者の方が好かれます。
噂話に夢中になりすぎず、上手に付き合うこと。
これも島に限った話ではなく、人付き合いのマナーです。

誰と誰が繋がっているかわからない

狭いコミュニティですから、意外な人同士が親族だったり友人だったりします。

よくあるのが、
・友達にある人の悪口を言ったら、実は親戚同士だった…というもの。
親族の悪口を言われた友人とも気まずくなってしまった、というパターン。

あるいは、
・仕事で揉めた相手が、実は仲良しの友人のいとこだった
・仮病を使って仕事を休み友達と遊びに行ったが、その友達と職場の同僚が知り合いだったためバレて信用を失った

とか。

島は狭い世界ですから、誰と誰が繋がっていてもおかしくないのです。
安易に人の悪口を言えば、すぐ本人に伝わるし、バレないだろ…と思ってやったことはバレます(笑)



そうならないためには、
・人の悪口を言わない
・悪いこと、ずるいことはしない
ことです。
…これ、人として当たり前のことなんですが、トラブっちゃう人見ると、この点がおろそかな気がします。

都会の感覚を忘れない

これは主にプライバシーの話です。

私が島に引っ越して初めて「ん?」と感じたのは、仕事の話をした時。
都会に住んでいる人は、職業を聞かれた時「IT関連の仕事で〜」とか「公務員です」とか、
初対面でそこまで詳しくは話さないですよね。


島の場合、初対面でも職業のことはかなり詳しく話す(聞き出す)空気があります。
先日、引っ越してきた方がご主人の仕事を聞かれた時、
「ご主人のお仕事は?」
『電気関係です』
「あぁ、東電(東京電力)ね!」

こんな風に会社名を特定されて、やや面食らったようでした。
島の住民からすると、転勤族で電気関連の職種は東京電力の人しかいないのですぐわかってしまうし、

重要な取り決めは契約書で

島の距離感の近さ、人と人との仲の良さ故、口約束で物事を進めてしまうことがあります。

例えば、
・個人事業で人手が足りなくて、知り合いに頼んでアルバイトに来てもらうとき
・農具等持っている人に借りるとき
・空き家を知人から借りるとき
など、仲良くなって話が弾んだ流れで、こういった頼みごと(頼まれごと)に「いいよいいよ〜」と了承を得ることがあります。


気軽にお互いを助け合うこの関係はとても素敵。
…なのですが、トラブルが発生した時、揉め事につながるパターンもしばしば見受けられます。

親しき仲にも礼儀あり、ではないですが
どんなに仲良くなって気心知れているから大丈夫!という相手でも、何か起きてしまった場合にどうするかを見据えて、きちんと契約書を書いてもらうこと。

特にお金が絡むケース。



さっぱりと助け合う

挨拶をする

まとめ

私は、島で揉め事を起こすのは一発アウトだと思っています。

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